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高血圧と不眠は密接な関係

 

高血圧は不眠になりがちです。
なぜなら高血圧の状態というのは、交感神経が優位だからです。血圧が高く、脈拍が速いと、当然寝付きが悪くなります。

不眠はストレス

反対に、不眠が高血圧を招く危険もあります。
なぜなら睡眠不足というものは、心身にとってはストレスだからです。人は、十分な質と長さの睡眠時間を取れたときに、自律神経が安定します。朝起きたときに、熟睡感があり、心身の疲労が取れたと感じたときですね。

ところが寝不足になると、睡眠中にずっと交感神経が優位なだけではなく、朝起きると、さらに交感神経に傾いていくことになります。起床して活動モードに入ると、通常の人でも交感神経に切り替わるからです。

ストレス反応として、脳下垂体からACTHが分泌されます。
それは副腎皮質ホルモンのコルチゾールを分泌させます。そうなると、血糖値や血圧、脈拍が緩やかに上昇することになります。

そのうえストレス反応として、神経系や副腎髄質からノルアドレナリンが分泌されます。これが、さらに血圧を上昇させます。睡眠不足になると一日中、交感神経が優位になるので、ずっと血糖値、血圧、脈拍が高い状態が続きます。

こうした不眠が慢性化すると、高血圧症のみならず、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)を引き起こす可能性があります。それは、よく言われるように動脈硬化や血栓症を経て、虚血性心疾患や脳卒中へとつながりかねません。

睡眠中に血圧が上がるケース

現在、高血圧と不眠が両方ある人は、要注意です。
生活習慣を見直したほうがよいかもしれません。

アルコールや喫煙

高血圧は不眠以外でも、睡眠中に引き起こされます。
たとえばアルコールや喫煙です。アルコールは約3時間後に毒素に分解されます。そのときに交感神経が優位になるので、寝ている間に血圧が上昇して、目覚めやすくなるのです。

寝る前にタバコを吸うと、睡眠中にニコチンが切れます。そうすると寝ている間に、神経が昂ぶるため血圧が上昇してしまいます。場合によっては、アルコールを控え、禁煙に挑戦してはいかがでしょうか?

寝る前の食事

たとえば、寝る前の3時間以内に夕食を摂った場合は問題です。
本来、人が睡眠に入るとき、まず体温が約1度一気に下がります。そうして深いノンレム睡眠へと入っていくのです。

ところが寝る直前に食べてしまうと、睡眠中もずっと胃腸が活発に活動を続けることに。これでは体温が下がらないために、深い眠りに入っていけなくなります。
結局、心身を休めることも消化も、両方とも不十分になってしまいます。朝起きたときに熟睡感がなく、お腹がもたれるのは、そのためです。

こういったことは体の負担になるので、当然、睡眠中に血圧が上がります。
寝る前の3時間は、できるだけ食べない方がよいのです。

悩みやストレス

そのほか悩みやストレスを抱えていると、睡眠中も脳が休まらないために、交感神経が優位になります。その結果、眠りが浅くなります。悩み事があると、睡眠時間を取っていても、朝起きたときに寝不足感があるものです。

このように悩みやストレスがあると、交感神経が優位になるために、高血圧や不眠を招くことになります。悩みが深刻だと、睡眠中だけではなく、起きている最中も思い悩み、1日中、血圧が上昇することに。

たいていは一定期間がすぎれば、自然と時間が解決してくれます。
そうすれば、血圧も安定してきます。ところがPTSD(心的外傷後ストレス障害)などでは、心に傷を負ってしまい、いつまでも高血圧や不眠の症状が続くことになります。そうなると高血圧症のみならず、糖尿病など重大な生活習慣病にまで発展しかねません。

睡眠時無呼吸症候群と高血圧

高血圧や不眠の問題で深刻なのは、起きている間だけではなく、本来心身を休める時間であるはずの睡眠中も、血圧が上昇してしまうことです。とくに睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の患者さんは要注意です。

睡眠時無呼吸症候群とは、激しいいびきが特徴で、1回につき10秒程度の無呼吸や低呼吸が、1時間のうちに5回以上繰り返されます。呼吸が止まっている間は、当然血圧が上昇することになります。多い人だと、1時間で100回くらい無呼吸があるそうです。

こんな状態が毎晩繰り返されると、不眠や高血圧症などの生活習慣病を招くだけではすまなくなります。ひどくなると、交感神経が完全に休止するレム睡眠中に、心臓発作から突然死を起こすことがあります。レム睡眠中は、自律神経が乱れるために、もっとも心臓が危険にさらされる時間帯なのです。

睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、睡眠中に酸素不足になりますから、たびたび中途覚醒したりします。あるいは途中で起きなくても、実際はかなり睡眠の質が落ちていますから、日中に耐え難い眠気を感じることになります。呼吸関連障害の人は、高血圧や不眠を早期解決するために、今すぐ病院の診察を受けるべきです。

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