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寝る前に飲む水分の効果とは?

 

寝る前に飲む水分には、どのような効果があるのでしょうか?

言うまでもなく、人は睡眠中にコップ約1杯分の汗をかいています
これはレム睡眠から深いノンレム睡眠へと入っていくときに、体温を急激に下げるために発汗作用が起きるからです。気化熱によって体表面の熱が奪われると、体表面に集まってきている血液が冷やされます。その冷やされた血液が全身を巡ることによって、深部体温を効果的に下げることができるのです。

寝る前に飲むと、血液がさらさらになる

寝る前に飲む水分は、睡眠中に発汗作用で失われる水分を、あらかじめ補給しておく意味があります。体からコップ1杯分の汗が出て行くのですから、睡眠中には、かなり血液がどろどろになります。熱帯夜は、コップ1杯どころではありません。

寝る前に水分補給をしておくことは、睡眠中に血液をさらさらに保つ効果があるのです。朝起きたときも、念のために水分補給すると、さらに安心です。

脂肪燃焼や新陳代謝が活発になる

もし寝る前に水分補給をしないと、どうなるでしょうか?
前述したように血液がどろどろになるのは、わかるでしょう。そうなると、酸素が全身にうまく行き渡らなくなるために、眠りが浅くなる可能性があります。また血液は栄養素も運んでいますから、血液がどろどろになると、脂肪燃焼や新陳代謝もうまくいかないことになります。

睡眠中には、寝初めの3時間で出現する深いノンレム睡眠時に、もっとも多く成長ホルモンが分泌されます。まず、血液がどろどろになると浅い眠りになるために、成長ホルモンの分泌量が減る危険があります。その上成長ホルモンには、細胞を修復したり、筋肉を作ったり、脂肪を燃焼する働きがあるのですが、血流が滞るために、それもうまくいかないことになります。

その結果、寝る前に飲むことをしないと、脂肪があまり燃えず、筋肉もうまく作られないことになります。これはダイエットをしている人には、大問題です。筋肉が増えないということは、基礎代謝が増えないということだからです。

血栓症を防いでくれる

寝る前に飲むと、夜中に尿意をもよおして中途覚醒してしまうことを心配する人がいます。とくに高齢者などはそうですね。そのため、早い時間から水分を摂らないようにしている人もいるでしょう。しかし、これは非常に危険なことなのです。

血液がどろどろしているということは、血栓が出来やすい状態。
もし動脈硬化を発症していれば、血管の狭い内腔に血栓が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしかねません。これを防ぐためにも、寝る前に飲む習慣をつけるべきです。

ただトイレに行きたくなって夜中に起きることも問題ですから、その中間を取って、寝る前に軽く水を口に含む程度にしたら、どうでしょうか?寝る前のたった一杯の水が、命を救うこともあるのです。

寝る前に飲んではいけない飲料とは?

寝る前に飲むことが、血液をさらさらにするからといって、水分なら何でもいいわけではありません。たとえばオススメできない飲料は、アルコールとカフェイン入りの飲み物です。

アルコール

アルコールを寝る前に飲む「寝酒」をすると、睡眠中に脱水症状を起こします。
そのため、何も飲まないで寝るよりも、さらに血液がどろどろになります。夜中に尿意をもよおすということは、すでに水分は膀胱にたまっているわけです。その時点で、血液中に水分はなく、どろどろになっているのは分かると思います。

もしナイトキャップをしたいのであれば、寝る3時間前までに済ませることです。
そして、アセトアルデヒドに分解し終わってから寝るようにしましょう。そのときも、寝る前に水を飲むことをオススメします。脱水症状で出て行った水分補給と、睡眠中に失われるであろう水分を取り入れるためです。

カフェイン

寝る前に飲むのをオススメしないものは、アルコール以外だと、カフェイン入りの飲み物です。これにはコーヒー、紅茶、ウーロン茶、緑茶、コーラ、ココアなどがあります。これも同様の理由で、睡眠中に脱水症状を起こして、かなり血液がどろどろになるからです。

それとともにカフェインは興奮物質です。交感神経が優位になって、アドレナリンが分泌されるので、寝つけなくなる可能性があります。

人によっては、寝る前にカフェインを飲んでも、まったく平気というケースがあります。しかし、前述したように脱水症状によって、睡眠中に血液がどろどろになりますから、オススメできません。

寝る前に飲む、オススメの飲料とは?

寝る前に飲むものとしては、水がもっともいいと思います。
カロリーもゼロですし、胃腸に負担がかからず、すみやかに吸収されるからです。

そのほかホットミルクを寝る前に飲む方法は、昔から不眠対策の方法として、よく知られています。牛乳に含まれるトリプトファンが、脳内でセロトニンとメラトニンへ変化していくためです。ただし寝る直前に牛乳を飲んだからといって、すぐに吸収されて、メラトニンになるわけではありません。吸収の時間から考えると、寝る30分くらい前に牛乳を飲むのがいいのではないでしょうか?

そのほか、メラトニン自体を含むケールの青汁を水や牛乳に混ぜて、寝る前に飲むという方法もあります。ただし、やや胃腸に負担が掛かるような気がします。どうしても眠れない夜ならいいかもしれませんが、これを習慣にすることは、おすすめできません。

そのほか寝る前に飲む水に、グリシンを混ぜて飲む方法もオススメです。
グリシンとはアミノ酸の一種で、睡眠中に体温をより一層下げる働きがあるために、深い眠りが多くなります。眠りが浅くて悩んでいる人、睡眠の質を高めたい人におすすめです。

グリシンは、えびやホタテに含まれていますが、まさか寝る前に食べるわけにもいきません。寝る前に食べたら、かなり血中コレステロール値が上がってしまい、肥満や生活習慣病を招く危険があります。

味の素から、グリナという安眠サプリメントが発売されています。
これはグリシンが粉末状になったものです。水に混ぜて飲むと、フルーティーでおいしく飲めます。

睡眠薬とアルコール・・・両方同時に飲むと作用が増強され、副作用が強く出てしまうので要注意です。

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